デザインで、働き方を
選べるようになった日のこと。
「フリーランスになりたい」と思ったのは、子どもの運動会に行けなかった日だった。その経験が、今のLDPをつくった。
会社員時代、納期が重なって子どもの運動会に行けなかった。妻から写真が届いた。「パパ、来なかったね」と子どもが言ったと聞いた。
その夜、はじめて「このままでいいのか」と本気で考えた。デザインは好きだった。でも、好きな仕事をしているのに、自分の時間を選べないのはおかしいと思った。
フリーランスへの一歩は、怖かった
退職を決めてからも、半年は動けなかった。「案件が取れなかったら」「収入が途切れたら」。その不安はリアルで、具体的だった。でも、あのとき踏み出さなかったら、今の自分はいない。
フリーになった1年目は、月収が半分になった月もあった。でも「働く時間と場所を自分で選べる」という感覚は、給料が上がるより価値があると感じた。それは今も変わっていない。
LDPをつくった理由
フリーランスになってから、同じ悩みを持つ人に何人も出会った。とくに、子育てしながら副業やフリーランスを目指す女性たちが、スキルはあるのに踏み出せないでいた。
技術を教えるだけでいいなら、YoutubeでもUdemyでもいい。でも「デザインで、自分の生き方を選ぶ」には、技術より先に必要なものがある。自信と、具体的な一歩目と、それを一緒に考えてくれる誰か。
LDPは、その「誰か」でありたいと思って作った会社だ。あの日、運動会に行けなかった僕が、「デザインで働き方を選べるようになる人を増やしたい」と思って。
「デザインは、人生を変えられる」——これは僕自身が経験したことだ。だから確信を持って言える。
ゼロから案件を取るために、
最初の3ヶ月にやること。
「スキルがつけば仕事が来る」は嘘だと思っている。最初にやるべきは、スキルの前に「見られる場所に立つ」こと。
よく「もっとスキルを磨いてから営業します」と言う人がいる。気持ちはわかる。でも、これは罠だと思っている。
スキルが「完成」する日は来ない。プロのデザイナーでも、毎日「まだ足りない」と思っている。スキルが整ってから動こうとすると、永遠に動けない。
最初の3ヶ月でやるべき3つのこと
1. SNSに「制作過程」を出す
完成品より、過程を見せる方が反応が取れる。「こういう意図でこのフォントを選んだ」「色のルールはこう決めた」——そういう思考の言語化が、将来のクライアントに刺さる。
2. 無料・格安でもいいので、実績を1件作る
知人のショップロゴでも、NPOのチラシでも、ポートフォリオサイトのモックでもいい。「自分が何を作れるか」を見てもらえる実物を、1件用意する。この1件が次の案件を呼ぶ。
3. 「デザイナーです」と名乗り始める
これが一番難しい。副業でも、まだスキルが不安でも、「デザインを仕事にしています」と言い続けることで、紹介が生まれる。自分がそう名乗らない限り、誰も紹介してくれない。
「デザイナーズEYE」に参加した人の変化
セミナーに参加した受講生から、よく「最初の一歩が踏み出せた」という声をもらう。添削でフィードバックをもらうことで、「これでいいんだ」という確信が生まれるのだと思う。スキルではなく、確信が人を動かす。
ゼロからのスタートを怖がっているなら、ぜひ一度、実際の添削の場に来てほしい。あなたのデザインには、すでに何かある。それを一緒に見つけたい。
AZURITEが大切にしていること——
孤独と、つながりについて。
フリーランスのいちばんの敵は、孤独だと思っている。AZURITEを作った理由を、改めて書き残しておきたい。
フリーランスになって最初に感じたのは、孤独だった。誰にも相談できない。案件が途切れても、誰も助けてくれない。評価してもらえない。
会社という組織を外れると、フィードバックをくれる環境がなくなる。褒めてもらえる場がなくなる。それが想像以上に精神的にきつかった。
AZURITEを作った動機
「デザイナーが孤独にならない場所を作りたい」というのが、正直な動機だ。スキルを高めるコミュニティはたくさんある。でも、「ただここにいてもいい」と思える場所は少ない。
AZURITEで大切にしていることは、競争しないこと。「誰かより上手くなる」じゃなく、「昨日の自分より少し成長する」を応援する場にしたい。それが、長く続けられる理由になると思っている。
今、メンバーに伝えたいこと
最近、メンバーの中から「初めて案件を受注した」「単価を上げる交渉ができた」という報告が増えてきた。本当に嬉しい。
僕が見ていて気づくのは、成果を出した人たちに共通しているのが、「アウトプットを続けた」ことだ。完璧じゃなくていい。見てもらえる場所に、出し続けること。
AZURITEは今後も、デザイナーが「ひとりじゃない」と感じられる場所であり続けたい。まだ入ったことがない方は、ぜひ覗いてみてほしい。一緒に作っていく場所だから。
孤独は、才能を枯らす。つながりは、才能を育てる。——それがAZURITEを続ける理由だ。